「RubyでCOBOL技術者を活用したい」
[OSC島根]「RubyでCOBOL技術者は復活する」---松江市の基幹システム開発で得られた実感 | 日経 xTECH(クロステック)
「COBOLとRuby on Railsのアプリケーション構造は似ており,ベテランSEのノウハウが生かせる。RubyでCOBOL技術者は復活する」---テクノプロジェクト専務取締役 吉岡宏氏は2008年9月12日から13日にかけて開催されたオープンソースカンファレンス2008 Shimaneの講演で,松江市の高額医療費合算システムをRubyで開発した経験で得られた感想をこう語った。
この点については、他の方々のおっしゃる通り。
MVCを使っているだけ。言語は関係なし。
実際に開発する前は,Railsのテスト自動化機能によりテストの工数を削減できるのではないかと期待していたが,自動テスト機能は,プログラムの状態やデータベースの状態が同じでなければ使えないことなどにより削減できなかった。繰り返し型の開発で威力を発揮する自動テスト機能も,今回の開発はウォータフォール型で1回限りの開発のため工数削減にはつながらなかった。
この点も、テストの自動化をほんとにやったのか疑わしい内容。
ただ、アーキテクチャ設計ができていれば、COBOLどっぷりの人でも、Ruby環境で開発ができるのではという期待を持った。
IPAの資料によると、7名の非Ruby技術者に教育をしたそうである。
そんで、”4.3.2 実施した初期教育の内容”のアンケートを見ると、
? Rubyについて、COBOLよりもよいと思った点があれば教えてください。
・他の言語と比較すると、型宣言が不要なところ。
・コードの記述の仕方が分かりやすい。
・記述から実行までが簡潔な点。
・文字列、ファイルの操作方法
特にオブジェクト指向やライブラリに関心した様子はない。逆を言うと、オブジェクト指向やライブラリについて理解していないことが伺える。
これについては教育に失敗したとか言うつもりはなくて、まあそんなもんだろうという感想。
単に、COBOLとRubyのコードの変換を覚えただけのこと。
でも、その状態でMVCのアーキテクチャに則ってコーディングした。アーキテクチャをコーディング基準に盛り込んでしまえば、開発者は意識せず開発ができるということかな?と考えた。
うまくいえないけど、映画”グラディエーター”のシーン見たいなのをちょっと頭によぎった。主人公マキシマスが闘技場で剣闘士達を指揮して、チャリオットに勝つみたいに、アーキテクチャを駆使して、開発メンバーの技術力不足を補ったみたいな話があったとしたらって・・・
事実からかけ離れているかも知れない、でも、そんなことできるならやってみたいな。かっこいいだろうな。